記憶の破片
2010年 10月 27日
脳が拒絶する
心が拒絶する
恐怖は要らない
憤怒も要らない
記憶が無い
気付けば
日が過ぎている
勿論その間
飲食もせぬまま
日付が飛んでいる
兄ちゃんの話では
魘され
叫び声を上げ
手を伸ばして
兄ちゃんが握ると
安心したように
だらりと手を下ろす
その繰り返しらしい
原因はなんとなく
いくつか解ってる
ずっと掴んでいて欲しい
温かい大切な手が在る
一方で
いい加減に離して欲しい
最早鬱陶しい手がある
のに
突き放せない私は
情けないんだろうな
自己満足だとか偽善だとか
嫌われるのが怖いだとか…
そんなものに囚われて
自分で苦痛の沼に
引きずり込まれている
どうしたら良いんだ
蜘蛛の糸を垂らし続け
私にすがってきたなら
手放せないじゃないか
私は
自己中心的な人間だから
痛いのは厭なんだもの
by crystal_cloister
| 2010-10-27 02:29
| 徒然